久しぶりにSFなビデオを見る

日頃なかなか見る時間を惜しんでみていなかったビデオ2本、たてつづけに2本久しぶりに見ました。
どちらもフィリップ・K・ディックの原作からの映画化作品。きっかけのひとつは、家に長時間いないといけない状況になったことと、もうひとつは最近仕事で立ち上げたPROJECT UXというサイトのトップで紹介しているビデオが以前から評判がよくて、「こんなイメージ、マイノリティリポートで見たのと同じだ」という感想をよく聞いたので、その紹介もかねて。

マイノリティリポート

2054年を想定した話。未来を予知して未然に犯罪を防ぐというなんとも傲慢というかでも誰もが一度は想像したことありそうなストーリー。人の可能性を簡単につぶしてはいけないという最も基本的なところに戻ってほっとする話です。そのなかで未来を表現するものとして、毎度おなじみの空飛ぶ自動車がでてきたり、(これ30年前からイメージ変わってないですよね)、ジェスチャー音声認識で大きなディスプレイに情報を表示するコンピューター。後者の方は次第に現実味をおびてきています。冒頭でご紹介したこのサイトではもう少しマイルドなシーンでの利用が映像化されていますので是非ご覧ください。
マイノリティ・リポート [DVD]

ブレードランナー

こちらは2019年の想定。公開が1982年でマイノリティリポートよりさらに20年古いので、いずれも4,50年先を描いたという意味での距離感は同じ。ただ、さすがにあと10年でこの世界はどうだろう。例によって空飛ぶ自動車は出てきます。レプリカントと呼ばれる人造人間がでてきて人間との狭間で苦しみます。ここででてくるコンピューターはさすがに古くさく、表示もGUIなど使ってなかった頃のドット表示の制御で比較的単純な直線を組み合わせた描画で未来感は乏しいですね。ストーリーは謎めいた部分もたくさんあって何度見ても面白い類いの映画です。
ブレードランナー ファイナル・カット (2枚組) [Blu-ray]

コンピューターの未来像を描いた作品を見たくなってこの二つを見ましたが、次はもっと違う観点のも見たいです。見ようと思ってまだ見れていないのが、「十戒」「生きる」「東京物語」あとは今上映中の「アバター」。
ひとつみると次々と見たくなってきますが、みなさんのおすすめはどれでしょうか、教えてくださーい。