デザインと装飾は正弦波とノイズの関係かもしれない

音階と音色の関係

音階はどの国のだれが見ても共通であるように作られたルール
ルールなのでこれに基づいて自分の音楽を表現すれば、他人に記号で伝えることができ、だれでも容易に復元することもできる。
ただ実際に音を出してみると、いくら与えられた音階に忠実であっても、その音は楽器によっても違うし、演奏者によっても違うし、もちろん環境によっても違う。
その違いをつくり出すのが音色。

正弦波とノイズ

別の表現にすれば規則正しく混じりけのないきれいな音階が有限個の正弦波の組み合わせで表すことができるとする。そうすれば、その空間の状況に応じて変わる音色はノイズ。ノイズはいわゆる邪魔な音ではなく、不確定で観測データから再現の難しい要素。

世の中の多くの物事は標準化の為、最適化の為にモデリングを行うが、現実との差分を常に内包し、その成分がノイズである。

デザインと装飾

デザインはあらかじめ想定し最適化された理想空間、
一方で装飾はその空間の状況で印象が変わる不確定な要素、
かもしれない。

随想
  • デザインと装飾
  • 音階と音色
  • 正弦波とノイズ
  • デジタルとアナログ
  • 理想と現実
  • 理性と感性

すでに理論的な定義でもあるのかな